マイナカード騒動 その3

ネット上でこのマイナカード騒動について、色んな人が論評しています。これを参考に今回の騒動についてもう少し読み解いて見たいと思います。

もともとマイナンバーってなんでしょうか。「マイ」という言葉が混乱を生じさせているような気がしますが、「住民登録をしているすべての人に割り当てられた番号」になります。住民登録なので、3ヶ月以上日本に滞在している外国人も対象となります。総務省のページを見つけましたので、リンクを貼っておきます。
総務省「マイナンバー制度」

このマイナンバーとマイナンバーカード(マイナカード)との関係は、銀行口座とキャッシュカードとの関係に似ています。口座を作ると、口座番号が割り振られ、通帳がもらえます。お金を預けたり引き出したりするときは、通帳と印鑑(預け入れるときは印鑑は不要なんですが)を持って銀行に行きます。銀行は朝の9時から午後3時までしか開いてませんので、その時間内に窓口に行かなくてはなりません。
これが不便だということで、ATM(Automatic Teller Machine=自動現金預け払い機)が出来ました。まあ、ATMの前にCD(cash dispenser)もあったのですが、もう見ないですね。ATMの運用時間は金融機関個別で異なりますが、最低限9時~17時は利用可能なはずです。
で今はネットバンキングでパソコンやスマホを使って銀行口座を扱うことができるようになりました(入金だけは出来ませんが)。またコンビニにATMが置いてあって、銀行の営業時間外でも窓口に行かなくても現金を扱うことが出来ています。

マイナンバーを口座番号に置き換えて見ると、マイナカードがないと住民票の写しや印鑑登録証を役所に取りに行かなければなりません。でもマイナカードがあればコンビニで書類を取ることが出来ます。それもコンビニですから夜中でも大丈夫なんですよ。

図で見ると似ているように思えませんか!?

ただし、従来方法のほうが安全です。一応、キャッシュカードでもマイナカードでもパスワードを入力しないとダメなので最低限のセキュリティは確保されています。でもなんらかの理由でパスワードがバレてしまえば本人でなくても入手可能になります。被害からするとキャッシュカードのほうが甚大だと思います。

このマイナカード、保険証としても使えるようになりました。マイナカードは5年毎に更新しますので、写真も最近の顔写真になりますから、本人確認も難しくありません。
マイナカードを返納することは、自ら不便な状況にもっていくということになりますし、費用も掛かることになります。

保険証やセキュリティについては次の記事で書いていきます。ということで、今日はここまで!

 

 

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