マイナカード騒動 その1・・・になるかな!?

今般、マスコミではマイナカードを叩いており、発行されたマイナカードを失効させようとする動きも出てきました。特に保険証との連動については医療関係者からも不満が出ているようんです。

この騒動、システム屋さんから見ると、それほど騒ぐことかいな!?と思っています。まあいろんな裏事情を小耳に挟んでおり、「なんだかなぁ・・・」と言うところは満載なんですけどね。それでも、このシステムを捨てることはもってのほかだと思っています。

まずはマイナカード自体のトラブルでは、ググってみるとおおよそ以下の5点になるかなと思います。

  1. マイナポイント付与でのトラブル・・・121件/97自治体
  2. 給付金受取口座のトラブル・・・21件/15自治体
  3. 住民票の写し発行トラブル・・・14件
  4. 印鑑証明発行トラブル・・・13件
  5. 保険証紐づけトラブル・・・7,312件
    件数については毎日新聞6/2の記事からです。

この件数多いと思いますか、それとも少ないと思いますか。システムにあってはミスがあっちゃならないと仰るのであれば多いと感じるのでしょうが、発行枚数が6月25日時点で97,303千枚=9千730万枚のうち100件程度であれば割合としては0.000124%(マイナポイント付与でのトラブル)です。割合で見るとものすごく少ないと思いませんか?
保険証紐づけトラブルで0.0075%ですからね。システムとしては、ミスを極力少なく抑えることは重要事項なのですが、ゼロにすることは不可能なんです。

バスタブ曲線という言葉を知っていますか? ググってみたらなんと厚生労働省のページに以下のような記載があります。

 バスタブ曲線(故障率曲線)とは、時間が経過することによって起こってくる機械や装置の故障の割合の変化をしめすグラフのうち、その形が浴槽の形に似ている曲線のこと
引用:厚生労働省「安全衛生キーワード」より

 機械は初期に結構トラブルが発生し、そのトラブルが解消されると安定的に作動して、寿命近くになるとまたトラブルが多く発生しだすのですが、ごれをグラフにすると右図のようにバスタブの形に似ているから「バスタブ曲線」と言われているんですね。

だから初期段階のトラブルが多いことは防ぎようがないんです。正直な話、初期にどんなトラブルが発生するかは予想しきれないものなのです。
イメージが湧かないようでしたら、購入した車をイメージしてください。新車で納品された場合、3ヶ月から1年以内(期間はメーカーによって異なるとは思います)でのトラブルはディーラーに持っていけばタダで修理してくれることが多いはずです。ある程度時間が経つと安定してきてほとんどトラブルや胡椒は発生しないのですが、寿命近くになるといろんなところにガタが出てきてしまいよく故障しだします。そこで買い替えが起こるのですね。

マイナシステムでも今は初期段階なので、想定していないトラブルが発生しても仕方ないのですよ。

ただ、紐づけ作業で一旦メニューに戻らなくてはならないというのは、これは仕様の問題にも関係していると思います。

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