すみません、随分間がアイてしまいました。
さて、インボイス制度がこの10月から始まります。インボイス制度とは一体何なのか、ご存知でしょうか。私もそれほど理解できていないのですが、まずは国税庁のページを見てみましょうか。
国税庁「インボイス制度の概要」
まずはインボイスという言葉自体がよくわからないかもしれません。なんで英語を使いたがるのでしょうかねぇ・・・。インボイスは国税庁によると「適格請求書」なんだそうです。ただ、もともとは貿易関係で使われている言葉で、日本通運のページに
インボイスとは、貨物の送り状(明細書)のことで、荷送人(輸出者)が荷受人(輸入者)に宛てに発行するものです。
とあります。これがなんで「適格請求書」になるのかは不明なんですが。
話を元に戻します。適格請求書とは、また国税庁のページを引用しますが、下の要件を満たした請求書になります。
「登録番号」、「適用税率」及び「消費税額等」の記載が追加された書類やデータ
と言うことで、今使っている請求書に上の3つが記載されていれば問題ないことになります。適用税率と消費税額等は今でも記入しているかと思いますが、問題は「登録番号」です。請求書を発行する事業者は事前にインボイス発行事業者として登録を受ける必要があるのです。
ここで問題になるのは免税事業者です。消費税は年間の売上高が1000万円を超えると課税事業者となって消費税を支払わなくてはなりません。逆にいうと売上高が1000万円以下の場合は「免税」になります。つまり消費税を支払わなくても良いということです。
声優さんたちが騒いでいる(敢えて騒いでいると言いますね)のは、
・自分たちは個人事業主だ
・売上高(収入)が1000万円以下なので、これまでずっと免税事業者として消費税を払っていないし
消費税を請求していない
・インボイス制度が始まると取引先から消費税分を引かれて支払われるので、減収だ
ということだと思います。感覚的には給料みたいに思っているんだと感じています。確かに給与だと消費税は発生しませんし。
話が長くなってしまいました。一旦区切ります。